講師:平野 博嗣 先生
肺:Lung[lʌ́ŋ]
肺炎:lungs inflammation
・肺の構造
右:3葉(上葉、中葉、下葉)
左:2葉(上葉、下葉)
・気管支・・・ホースの硬さと太さ
タバコを吸うと線毛がなくなる
↓
扁平上皮になっていく(扁平上皮≒皮膚と同じ)
↓
肺がん
※この反応は可逆的なので、タバコをやめると元に戻る
禁煙2日後
↓
扁平上皮が剥がれて、線毛になっていく
↓
この時に扁平上皮と痰が一緒に出ていく
・界面活性物質
息を吸う→肺が大小動く ←界面活性物質が働いている
カゼ→2型肺胞上皮→界面活性物質が沢山出る
高齢化→2型肺胞上皮 減少→界面活性物質 減少→肺が膨れたまま⇒肺気腫≒COPD
・肺炎とは・・・細菌に感染して、レントゲンが白くなる
↓
起因菌は→肺炎球菌、マイコプラズマ肺炎(元気)
※呼吸器疾患別入院患者数
①肺炎 ②結核 ③COPD
・肺炎の分類
①大葉性肺炎・・・肺胞と肺胞間でバイパスが出来て、炎症が移る
②市中肺炎と院内肺炎・・・入院48時間以降は院内肺炎
③過敏性肺臓炎・・・ハウスダスト(実質原因不明)
④薬剤性肺炎・・・イレッサ、グレオマイシン
【重要】
病変の主座による分類
・細菌性肺炎(肺胞腔)←抗生剤、基本ステロイドを使ってはいけない(でも、すい膜炎の時はステロイド)
・間質性肺炎(肺胞壁)←第一選択ステロイド、細菌感染ではない炎症にはステロイド(とにかく炎症を抑える)
・特殊な状態での肺炎
①沈下性肺炎(大葉性肺炎)・・長期臥床(がしょう)[ベッド上で寝ていること]患者で背部に慢性のうっ血や水腫がみられ、二次感染を起こした肺炎
②嚥下性肺炎(大葉性肺炎、小葉性肺炎)・・異物の誤嚥、異物型肉芽腫と細菌性肺炎
③肺の日和見感染(大葉性肺炎)・・抗生剤、ステロイド、制癌剤に伴って免疫力の低下した患者におこる
『間質性肺炎』
すりガラス状陰影→間質性肺炎決定
間質性肺炎は、肺胞と肺胞の間の隔壁に炎症が起るため、この部分が線維化を来たし肺が縮んで硬くなっていく病気です。胸部レントゲン写真では、両方の肺に広く粒状の影や網目状の影が出現し、進行すると蜂の巣に似た影になっていきます。
http://www.hyo-med.ac.jp/department/rspr/IP.html
・インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザ:発熱→少しのカゼ症状
かぜ:発熱少なく→鼻水や咳がある
・膀胱炎
膀胱炎⇒頻尿、排尿痛、発熱しない→抗生剤で治る
↓
腎盂炎(発熱する)
※ポイント
腔・・・胃炎、腸炎、気管支炎→発熱する
腔でなく、詰まっている・・・膵臓炎、肝臓の炎症→発熱する
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