2013年12月4日水曜日

【大学院】臨床医学特論:糖尿病

・SU剤
 基礎インスリンの替りができない
 高齢者の肝機能、腎機能低下症例ではSU剤は禁忌

・メトホルミン製剤

 インスリン枯渇⇒⇒アシドーシスは必発
   ↓
   ↓つまり
   ↓
 インスリンの基礎分泌があれば問題なし +体重減少(肥満発生しない)+膨満作用あり

  ※スタチン夕食後を推奨しているモノはない⇒エビデンスあり⇒いつ飲んでも同じ

・DPP-4
 チアゾリジン系との併用で効果up
    ↑
  ・心毒性あり
  ・効果は筋肉で効く
 
    ・チアゾリジン系⇒しっかりとNa制限しないと心不全になる

 HbA1c:7.0%♀⇒⇒高齢者では、もう少し高くても良い

 生命予後因子
  Bp>Bs
 歯周病>Bs     Bsコントロールに歯周病が関係している。
                         ↓
             全ての歯を抜けば、Bsは改善することが分かってくる

 
葉が抜ける→歯槽骨がせせる


・ミネラル
Ca2+:無気力、頭痛

Mg2+が極端に低い⇒血糖コントロールが悪くなる

※インスリン抵抗性の発現機序として、Mg不足があるとエビデンスがある

※GI値(Glycemic inndex)
  
 GI値について「消化吸収可能な炭水化物50gを含む食品を空腹時に摂取した時の、摂取開始から2時間後までの血糖変動曲線が描く面積が、ブドウ糖を50g摂取したときの面積の何%を示すかという値」

※食パン、フランスパンはブドウ糖よりもBsが上がる(GI値) 
 

 じゃがいも(米と同じ扱い)←砂糖以上の砂糖 ⇒じゃがいも(GI値:60%)

 牡蠣は砂糖を食べるようなもの

 

 TGが高い⇒夕食ボリューム型が多い(⇒晩酌も)

Key Word 「夕食ボリューム型」
 ■夕食ボリューム型郡が非夕食ボリューム型群よりも高い
 
 136mg/dl vs 119mg/dl

 ■中性脂肪
 202mg/dl vs 115mg/dl

 ■レムナント様ポリ蛋白コレステロール(RLP-C)
 7.1mg/dl vs 4.6mg/dl


・インスリン製剤
 インスリン⇒筋肉、脂肪で糖分を溜め込む


・暁現象
※朝の睡眠中・空腹時の時間帯に生じる特異的な血糖値の上昇のこと

超持続型インスリンのランタス(グラルギン)、レベミル(デテミル)、トレシーバ(デグルデク)を使えば、暁現象はかなり緩和されるようになった。

ランタス、レベミル‥打って6時間に山がある
トレシーバ     ‥少し山がある

低血糖の再発はデグルデク投与で増加せず、2型糖尿病患者のメタ解析
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/wdc2013/201312/533967.html


基礎インスリン
どんなに安静にしていても、寝ているときも、からだは一定量のエネルギーを消費し続ける。それをまかなうために、肝臓は毎分1.8~2.2mg/kgの糖を全身に供給し続ける1)。一方、膵臓のβ細胞は、肝臓からの糖の放出量と全身における糖の取り込み量を適合させるために、常に一定量のインスリンを分泌している。これをインスリンの「基礎分泌」という。

インスリンの基礎分泌と追加分泌によって、空腹時の血糖値は通常70~100mg/dL くらいに収まる。

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