2016年6月28日火曜日

eGFR:糸球体濾過量

eGFR
糸球体濾過量(GFR)

慢性腎不全の診断指標には糸球体濾過量(GFR)

※糸球体濾過量(GFR)の目安 2)
GFR = 90~     (正常)
GFR = 60~89 (軽度低下)
GFR = 30~59 (中等度低下)
GFR = 15~29 (高度低下)
GFR = ~15     (末期腎不全)

2) 日本腎臓学会 「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2009」

①「糸球体濾過量(GFR)」は、糸球体から尿中に排泄される能力
②GFR)の測定には、”イヌリン”を基準にします
③”イヌリン”は本来身体には存在しない物質です。そのため、実際に測定するためには
  ”イヌリン”を投与する必要があり、この手技が非常に複雑なため、実際に日常検査では
  行うことが困難です。

【計算式】
男性のeGFR = 194 × 血清クレアチニン[mg/dL]-1.094 × 年齢[歳]-0.287
女性のeGFR = 男性のeGFR × 0.739
 eGFRは、日本人の標準的な体格(身長170cm、体重63kg)の体表面積(1.73m2)で補正されています。そのため、厳密に推算するためには、自分の身長・体重によって補正する必要もあります。

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