2016年6月28日火曜日

Ccr:クレアチニン・クリアランス

Ccr
クレアチニン・クリアランス(Creatinine Clearance:Ccr)

薬の投与計画には「クレアチニン・クリアランス(Ccr)を使用

※クレアチニン・クリアランス(Ccr)の目安 1)
Ccr = 91~130mL / 分 (基準値)
Ccr = 51~70mL   / 分 (腎機能の軽度低下)
Ccr = 31~50mL   / 分 (腎機能の中等度低下)
Ccr = ~30mL       / 分 (腎不全)
 
 1) 医学書院 「臨床検査データブック2015-2016」


①Ccrは、糸球体と尿細管から尿中に排泄される能力
②Ccrの測定には、”クレアチニン”を基準にします。
③CCrは、24時間の蓄尿により”実測値”として求めることもできますが、eGFRと同様に血清
 クレアチニン値から推算できます。
 これを「eCCr(推算CCr)」といい、有名なCockcroft-Gault式【CG式】を用いて推算することが
 できます。



この式には「体重」が含まれています。一般的に体重は筋肉量を反映しています。
※脂肪が多くて体重が重くなっているケース、いわゆる「肥満体型」はどうでしょう?
 筋肉が多いわけではないので血清クレアチニンは低い値、かつ、体重は大きな値になります。
 ↓
一般に筋肉量は男性で多いのに対し、「女性」「高齢者」「小児」では少ないため注意しなければなりません。

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